改憲による女性優遇の憲法への取り込みの危険への警告
最近、憲法改正論議がかまびすしい。
この問題について、反・男性差別主義者として、警告を発しておきたい。
警告とは、日本国憲法を改正するとした場合に、女性に一方的に有利となる文言が
入ってしまう可能性に対するものである。
私は憲法改正における女性優遇規定の導入阻止は急を要する問題であると考える。
お隣の韓国は、日本と違い憲法改正を何度か行っているが、1987年制定の現憲法には
以下の規定が存在する。
>第32条④ 女子の勤労は、特別の保護を受け、雇用、賃金及び勤労条件において、
> 不当な差別を受けない。
>第36条② 国は、母性の保護のために努力をしなければならない。
憲法(学)の場合、成文憲法の文字面だけで解釈してはいけない場合が多々あり、軽々に
判断は出来ないが、上記の条文を文字通り解釈すれば、女性は保護を受けつつ、
差別はされないという、非常においしい事になっていると言えよう。。
勿論、韓国の憲法にも日本国憲法14条に該当する条文は存在するのだが・・・↓
>第11条① すべての国民は、法の前に平等である。何人も性別、宗教又は社会的身分
>により、政治的、経済的、社会的、文化的生活のすべての領域において差別を受けない。
ちなみに、その韓国では、最近、女性専用選挙区についての議論があったようだ。
詳細は不明だが、女性のみが立候補できる(そして、女性のみが投票出来る??)選挙区を
設けようというものである。
これについては、さすがに有力紙の電子日本語版を見た限り、「逆差別になる」として
批判的な見解が多いが、その批判も何故かどこか及び腰なのが気になるところである。
また、韓国では男性について徴兵制度が実施されていることは、ご存じの方も多いだろう。
これに関連して、同国では兵役に就いた者が公務員試験においていくらか優遇される
制度が存在した。
ところが、これが女性差別として違憲判決を受けたのである。
この制度は、女性を差別しているというよりも、兵役に就いた者を優遇する制度であり、
女性も兵役に就けば優遇は受けられる筈である。(韓国では、女性も志願すれば兵役に
就くことが出来る。)
その制度が女性差別として違憲となってしまうならば、それ以前の段階の問題として、
何故男性のみが兵役を義務づけられなければいけないのか?
男性のみの兵役義務は法の下の平等に反するのではないか?という視点も持たなければ
いけないはずである。しかし、現実には、場合によっては命に関わる男性差別ですら
放っておかれたままになっているのである。
なお、現行の大韓民国憲法については、以下を参照のこと。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/9133/kenpou.html
因みに、男性のみに対する徴兵制度といえば、アメリカでも行われている。
実際に徴兵されたのは、ベトナム戦争が最後だが、現在でも男性のみに徴兵登録が義務づけられており、特段の事情がない限り、特定の年齢の男性が徴兵登録をしないのは重罪に当たり、奨学金が得られなかったり、州によっては給付金が給付されない。
(http://210.155.143.70/news/9812/03/draft.htmlによる。なお、現在、このURLにアクセスしても、記事は消去されている。)
一方の女性は、かつては、徴兵もされない代わりに、自発的に兵役に就くことも出来なかったが、それが「女性差別」ということになり、現在では、自発的に軍に入ることが出来ることになっている。つまり、女性は、徴兵登録の必要もなく、奨学金や給付金の給付も受けられ、且つ、なりたければ職業軍人になることも出来、これで「男女平等」ということになっているのである。私からみれば不平等の極みでしかないのだが。
なお、アメリカのメンズリブ団体も男性に対してのみの徴兵制度を非難しており、裁判において、男性のみの徴兵制度に対し、違憲判決を下した連邦地方裁判所もある。
但し、1980年代初頭、連邦最高裁判所は、6対3で男性のみの徴兵を合憲とした。(下村満子『アメリカの男たちはいま』(朝日新聞社、1982)による)
下村女史は、この判決を、レーガン政権になって、男女の役割について保守化が進んだためではないかと述べている。また、同書には、その時点(1982年)で既に、アメリカには、沢山、兵役に就いている女性がいること、但し、彼女らは徴兵されたのではなく、自ら進んで兵役についたのだということ、メンズリブ団体が連邦最高裁判所の合憲判決に猛反発していることを記している。
以上、憲法改正において、女性に対する優遇が憲法に取り込まれる可能性に対する警告から発して、随分、話がずれてしまった。外国における男性差別については兵役制度を外して語ることは出来ないが、
1.現在の日本国に徴兵制度は存在しないこと、
2.あまり徴兵制度について論じているとその存在しない徴兵制度を逆に呼び寄せてしまう可能性を否定できないこと
などを考え、この程度にとどめておく。
最後にもう一度。「改憲における女性優遇の憲法への取り込みは断じて許しては
ならない。」
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コメント
まったくもっておっしゃる通りかと思います。
そもそも自民党は徴兵禁止を明記するなどと下らないことをぬかして、いかにも改憲=時代逆行という実態を隠そうと必死ですが、草案をよく見ればそんなことは誰の目にも明らかなわけです。しかも、この改憲の中に男女平等の考え方を根本的に見直すというようなことまで書こうとしている。これだけ現状でも必要以上に保護されて甘やかされまくっている日本のバカ女ども(失礼)に、これ以上アメを与えて一体どうするつもりなのでしょうか。本当にいい加減にしろと言いたい。
もし改憲されて、自民草案のような大バカ憲法が新憲法として公布されてしまったら、もはやこの国には私のような三十路独身男の居場所はなくなってしまうでしょうね。居続ければ遠くない将来アカガミでも届いて、ご丁寧に国家が死に場所を勝手に決めて与えてくれることになるでしょうからね。
さっさと国外退去の準備を始めないといけませんね。
野良猫だって死に場所ぐらい自分で決めてそこで死ぬのに、こともあろうに国家になんか死に場所きめられるんじゃあ、野良猫以下だってことになる。冗談じゃない。ホントたまりませんからね。
(行くとすれば、アイスランドかスイス、もしくはカナダかな。フランスも行ければいいんだけど、国籍取るのが難しいですからね。)
投稿: 馬渕 | 2005.01.23 17:47
今日は。
てつはい~ の管理人のろなです。
反男性差別派の人達で、メールを交換し、組織化しませんか?
色々と活動するにしても、公開掲示板で情報交換などをすると荒らされるので、メールでやり取りするほうが好ましい場合もあるでしょうし。
投稿: ろな | 2005.01.30 01:36
馬淵さん、コメントをありがとうございます。
憲法の自民党草案って、どんなものなんでしょうか。
浅学な私としては、自民党内でも、まだ草案は固まっていないものと
思っておりました。
ところで、移住されるとすれば、何で、アイスランド、スイス、カナダ、
フランスなんですか?(^^;)
スイスは、徴兵制あったと思いますし(でも敵がいないから、実際に戦争に
いくことはない?)、カナダもベトナム戦争時代、アメリカからの徴兵忌避者
のシェルターだったようですが、カナダって徴兵制ないんですか?
いずれにせよ、徴兵制はともかくとして、女性優遇については、どの国も大同小異
なのではないでしょうか。
例えば、カナダでは、5年くらい前でしょうか。消防士の体力試験に合格できな
かった女性が、女性差別だとしてこれを訴え、勝訴してしまった裁判例がありました。
消防士の体力試験というのは、別に女性差別を意図したものではなく、消防士と
しての責務を全うできるだけの体力があるかどうかを試すものです。
女性でも、体力があれば合格できますし、男性でも、私のような軟弱な男は
合格できないでしょう。それが、何故、女性差別になってしまうのか・・・
消防士として必要とされる体力を持たない人物が消防士を務めた結果、重大な
損失が生じてしまったらどうするのか。全く、不思議でなりません。
投稿: 管理人 | 2005.01.31 23:50
ろなさん、コメントありがとうございます。ホームページ拝見しました。
女性専用車両撲滅については、鉄道事業を行っている自治体の市議会議員候補者
に「何の罪もない男性まで排除する女性専用車に賛成か、反対か」という
アンケートを取って、公開するのが有効かと考えています。実際、アメリカ
では過去にそのような手法で、マイノリティが大きな政治力を得たことが
あります。女性専用車の合憲性については、実は、既に裁判例が出ており、
一応、合憲との判断が示されています。しかし、その裁判の被告(鉄道事業者)の
主張は、明らかに、嘘とごまかしによって糊塗されたものです。この辺に
ついては、裁判の資料を提供して下さった方々の許可がおりましたら、
書きたいと思います。
メーリングリストについては、最近まで、一つ入っておりましたが、
退会させて頂きました。現在、私は、国家資格の受験生でして、
MLで活動していますと、伝わってくる情報に対する怒りで勉強は出来ないわ、
投稿を書く時間がかかって勉強できないわで、当面(少なくとも8月まで)、
blogのみでの活動にとどめることに致しました。
お申し出はありがたいのですが、どうかご了承下さい。
今後とも、よろしくお願い致します。
投稿: 管理人 | 2005.01.31 23:54
お返事ありがとうございます。
私も国家資格、具体的には司法試験を目指しております。
不覚にも、去年は択一で落ちてしまったので、今年はかなりの意気込みで頑張っております。
ところで、メールを一通出させていただきました。お暇があれば読んでください。
投稿: ろな | 2005.02.03 00:15
カナダには徴兵制度はありません。
歴史上、ケベック州だけは徴兵制度を敷いたことがあるけれど、他の州では徴兵制度が敷かれたことはないと、カナダ人の友人が言っていました。
イギリスに徴兵制度がなくて、英連邦に属していた国には、徴兵制度が無い国が多いようです。
私の知る限り、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、マレーシアには徴兵義務はありません。ただし、シンガポールにはあるようです。
女性専用車両があるのは、日本と、イラン、パキスタン等のイスラム諸国でしょうか。
カナダなどの欧米先進国ではきいたことがありません。
ただ、イスラム諸国には男性と女性がいつも同席しない習慣がついているので、男性専用車両もあります。こちらのほうが平等ですね。
移住するなら、日本のような差別国ではない、平等な国が良いですね。
投稿: KEN | 2005.05.09 21:02
KENさん、コメントありがとうございます。
女性に対しても徴兵制度があるのは、イスラエルくらいでしょうかね?
>女性専用車両があるのは、日本と、イラン、
>パキスタン等のイスラム諸国でしょうか。
>カナダなどの欧米先進国ではきいたことが
>ありません。
韓国国鉄にもあるようです。
投稿: 管理人 | 2005.05.10 00:23
>韓国国鉄にもあるようです。
そうでしたか。隣国なのに知りませんでした。
韓国も男性差別、女性差別に関しては、評判悪いですね。
家庭内では男の権限が強く、韓国人男性と結婚した外国人女性は韓国での永住資格が取れるけれど、韓国人女性と結婚した男性は永住資格が取れない。とか。
あれほどの厳しい徴兵が男性のみに課されるのも差別ですよね。
女性差別に寛容な国は、男性差別にも寛容になってしまうのでしょうか。
価値観が保守的で、人々の中に線を引き、あなたは線のこちら側、あなたは線のあちら側、と区分けをしないと気がすまないようです。
日本も同じですね。差別が昔から培われてきた文化であり、それがあることにより人々の精神が安定するのでしょうか。
投稿: KEN | 2005.05.10 18:56
それと、意外と思うかもしれませんが、
中国に関しては、比較的男女平等なようです。
政治の世界で活躍するのは男性が多いのですが、一般的に既婚女性が社会にでて働いている割合は世界一高く、専業主婦の割合はとても低いらしいです。
確かに町に出てみると、日本より、年配の女性が働いている光景はすごく多いです。
上海に限って言えば、編み物して女性にプレゼントをする男性も多いとききます。
あと、企業の管理職に女性が就くケースも非常に高いらしいです。
あと、徴兵制度はありませんし、希望して兵役に就くことは男女共に可能です。
あと、もちろん女性専用車両もありません。
男女平等に関しては、日本や韓国より中国のほうが進んでいるようです。
投稿: KEN | 2005.05.10 19:09
それと。。。
反日問題で中国と日本はギクシャクしていますが。。。。
恋愛に関しては、日本人女性より中国人女性及び中国系女性の方がすごく積極的な気がします。自分が気に入った男性には、告白もガンガンしますし、自分から男性を口説いたりします。向こうのほうからキスをしてきて、驚いたこともありました。性にたいしても能動的な気がします。
僕自身、シャイであまり積極的なほうではないので、中国人(系)女性は結構好きです。
男も女性から口説かれたら嬉しいんですよ。
お洒落をして、自分を磨いて、それで女性が自分を気に入ってくれたら、それで嬉しいんですよ。
男性が能動で女性が受動であるという恋愛の方程式も絶対的でないほうが良いんじゃないですかね。
女性専用車両をつくったりするのも、痴漢が多いのも、きっとこの方程式のせいでしょう。
自分の場合、受身が基本なので、どん外見的な魅力的な女性を見ても、相手が自分に興味が無いのに、自分から、「触りたい」なんて、思えませんから。
投稿: KEN | 2005.05.10 19:29